アラ

若魚は体側に明瞭な3本の暗褐色縦帯を有すが、成長とともに不明瞭となる。主鰓蓋骨(鰓蓋)に剣状の鋭い棘を有する。若魚は水深100~150m前後の砂泥・砂礫底に多いが、成魚は住処を水深250~350mとやや深みに移す。大型は1m、10kg超。春先に産卵する。

「極上の味覚を持つ魚」

マハタやクエ同様、釣り上げた直後は身の締りが良過ぎる本種。チルド庫で寝かせて熟成させ、旨味を引き出すのがセオリー。刺身にするなら小型でも2~3日、大型は数日。鱗と鰓腸を処理し、可能な限り「丸のままで」チルド庫で寝かす。外気に触れる部分を極力減らし、雑菌の付着を防ぐ工夫を。

本種はキロ辺り1万円とも言われ、おいそれとは手が出ない高級魚。代用品として近年はニュージーランド産の「ハプカ」と言う魚が「豪州産アラ」として店頭に並ぶ。因みに価格は国産の1/3~1/5程度とお手頃だが、味も「それなり」。

ちょっとした水温や潮具合で全く口を使わないと半面、エサの種類も気にせずにその名の通り「荒喰い」も。何とも気紛れ&気難しい相手だ。
<主な釣り方>
■エサ釣り(テンビン)
■ルアー(ジギング)

アラの釣果写真

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