最初はレンタル道具と船宿仕掛けでOK!

仕掛けの基礎知識

基礎を押さえると釣具屋巡りが楽しくなる!

つりー編集部 2016.05.18
近海の小物から遠洋の大物まで実に多彩なターゲットを抱える船釣りでは、竿やリールからライン、仕掛けまで、それぞれのターゲット(釣り物)に特化したアイテムを使うことが前提となっています。したがって、初めから道具をすべて揃えるのは困難。まずはレンタル道具と船宿仕掛け(船で買える仕掛け)を活用しつつ、これから少しずつ船釣りに求められる基礎知識を身につけていきましょう!

最初はなんとなくイメージが掴めればOK!
竿・リール・仕掛け

仕掛けの基礎知識
狙う魚の数だけ仕掛けがあるといっても過言ではないほどの多様性を持つ船釣りの仕掛け。
その構造は「胴つき仕掛け」「テンビン仕掛け」の2通りに集約されますが、船釣りには漁師さんの漁具から生まれた仕掛けもあり、地域ごとにどのような仕掛けが使われているのかは現地へ通って覚えるしかありません。
まずは仕掛けの基本的な構造とその特性を理解することから始めましょう。

1.胴つき仕掛け
オモリが一番下にあり、幹糸を介して道糸と接続する仕掛け。海底を効率よく探れるため根魚狙いで多用されますが、アジやサバなどのサビキ仕掛け、活きた小魚をエサに大物を狙う「泳がせ釣り」もこのスタイルです。また、ヤリイカやスルメイカなどでは針の替わりにスッテやプラヅノと呼ばれる漁具を使用します。
胴つき仕掛け


2.テンビン仕掛け
テンビン仕掛けは底付近のほか中層へエサを漂わせる釣りに適しており、アジやマダイ、イサキなどのコマセ釣りではコマセカゴとオモリが一体になった「ビシ」を用います。
テンビン仕掛け


3.その他
上記以外にも様々な仕掛けがありますが、その一部をご紹介します。
その他の仕掛け


信頼度抜群の「船宿仕掛け」を活用し、基本をマスター
遊漁船の船宿には、オリジナルやメーカーに製作を依頼した「船宿仕掛け」があり、それぞれの地域、釣り方、操船法などに適した仕様となっています。毎日のように海へ出て魚を追いかけるなかで改良が重ねられてきた仕掛けだけに実績は抜群。船宿仕掛けオリジナルではなく市販仕掛けを常備している船宿もありますが、それも船長の目に適った品だけに信頼できるものです。仕掛けをあれこれと自作するのは楽しいものですが、慣れるまでは船宿仕掛けを使い込むことが順当な手法だといえます。

オモリの種類の一部
最初のうちは全ての仕掛けを覚える必要はありません。なんとなくイメージが掴めれば大丈夫です。

つりー通信では今後、各仕掛けや釣法について、より詳しい解説を掲載していきます。
(仕掛けの基礎を理解するとロッドやリール選びが楽しくなりますよ!)


※注意
道具をレンタルする場合、在庫が無かったり、船によってはレンタル出来ないこともあるので事前に電話で確認しておきましょう
ライター紹介
仕掛けの基礎知識

つりー編集部(協力:海悠出版)

この記事は書籍『見てわかる!はじめての船釣り』を元に再編集・構成されたものです。出版元の海悠出版様のご協力のもと、掲載しております。

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