船釣り“あるよね”話
オマツリの後に…
長谷部 司 2016.11.10
水深100m以上を狙うヤリイカやスルメイカ釣りは、イカヅノの数も多くオマツリはつきもの。オマツリした際は早く仕掛けを上げたほうがほどくことになるのだが、このとき「イカが掛かっている」と非常にやっかいなものだ。
「このイカは誰の物!?」
外房へヤリイカ釣りに行ったときのこと。
その日は潮が速く、仕掛けを投入するタイミングを外すとかなりの確率でオマツリが起こっていた。
そして…私にもそれはやってきた。仕掛けがジワっとイヤな感触で重くなり、巻き上げてくると予想どおり誰かの仕掛けも一緒に上がってきたのである。
イカが1杯乗っていたのでまずはそれを取り込んだ。しかし、同じような仕掛けを使っていたため、どちらのツノに乗っていたイカなのかがわからない。
悪く思われたくないので、オマツリした相手の方にそのイカは差し上げた。周りを見ていても同じようなシーンがあちこちで展開され、「日本人はつくづくお人好しだな」と思うのであった。
「このイカは誰の物!?」
外房へヤリイカ釣りに行ったときのこと。
その日は潮が速く、仕掛けを投入するタイミングを外すとかなりの確率でオマツリが起こっていた。
そして…私にもそれはやってきた。仕掛けがジワっとイヤな感触で重くなり、巻き上げてくると予想どおり誰かの仕掛けも一緒に上がってきたのである。
イカが1杯乗っていたのでまずはそれを取り込んだ。しかし、同じような仕掛けを使っていたため、どちらのツノに乗っていたイカなのかがわからない。
悪く思われたくないので、オマツリした相手の方にそのイカは差し上げた。周りを見ていても同じようなシーンがあちこちで展開され、「日本人はつくづくお人好しだな」と思うのであった。
ライター紹介
長谷部 司(ハセベ ツカサ)
東京都在住。船釣り、磯釣り、堤防釣り、渓流釣り、エリアトラウト等々、幅広いジャンルの釣りをこなすマルチアングラー。特に磯のグレ釣りはメーカー主催の全国大会に出場経験のあるほどの腕前。本職はカメラマンで、船釣り、磯釣りなどの雑誌記事の撮影経験も豊富。